誰にも知られずに、仮想通貨を送金する方法、知りたくないですか?もちろん、政府機関や税務署にも知られないという意味でです。
誰にも追跡されることなく仮想通貨をやり取りする方法は、現在は大きく分けて2種類あります。一つは、最初から取引を秘匿する目的で開発された、匿名通貨と呼ばれる暗号通貨を使う方法。もう一つはビットコインミキシングサービスを使う方法です。
順番に解説して行きます。
匿名通貨・Monero(モネロ)を使う。
Dashなど匿名性の高い仮想通貨は他にもありますが、モネロが最大の時価総額を持ち、もっとも活発に取引されています。moneroは北朝鮮で活発にマイニングされ、世界中のサイバー犯罪で使われています。捜査機関に足跡をたどられないようにするのが目的です。ランサムウェアの身代金はMoneroを要求されることが多いです。北朝鮮のサイバー犯罪は、モネロの技術に支えられていると言えます。
Wasabi warret
これは有名なビットコインミキシングサービスです。オープンソースで開発されています。ミキシングサービスの利用にはまとまった金額のビットコインが必要です。
匿名通信ソフトTorをサポートし、通信経路が完全に秘匿化されます。
wasabi walletの歴史は長く、過去にはこれを使った事件も起きました。
ツイッターのアカウント乗っ取り事件で集められたビットコインのほとんどは、wasabi walletに送られ、そこでミキシングされ、追跡が困難な状態に変換されます。
ミキシングの実行には手数料がかかります。料金は、匿名レベルによって異なります。標準状態では手数料は0.003%に設定されています。
レベル40の匿名性でビットコインをミキシングすると、手数料は 0.003% x 40 = 0.12% になります。匿名レベル50 の場合、手数料は0.003% x 50 = 0.15% となります。
捜査機関の分析によると、wasabi walletには特徴的なパターンがあり、それを使って追跡することができるとされています。
wasabi walletにはモバイルアプリはありません。利用できるのはPC版のみです。
匿名で仮想通貨を使用することは、政府にとっては不都合なことです。ですから日本国内の取引所では匿名通貨の取引は規制されています。今後も規制が緩和されることはないでしょう。
Wasabi Wallet は、最大限のプライバシーとセキュリティを備えたコールドウォレットです。ビットコインを秘密裏に送金する必要のあるトレーダーや投資家に最適です。
これらの知識を悪用することは、あなたの良識にゆだれられています。くれぐれもご注意ください。
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